パイプカットと包茎の同時手術

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パイプカット

パイプカットとは、精管結紮術と言われ、精巣でつくられた精子の通り道である精管を切断することにより、精液中の精子をなくする手術です。精液中の精子がなくなるために高い避妊効果が期待できます。世界的に広く行われており、安全性も確認されています。精液中の精子のみを含有させなくする手術であり、去勢とは全く違います。手術後も性行為は、可能です。

パイプカットの有効率

パイプカット直後は、精液中にまだ精子がいると考えられています。5回以上の射精が必要になります。また避妊効果が確立されるまでに、1ヶ月くらいの期間が必要となります。パイプカットは男性の避妊法の中では最も有効率の高いものです。有効率はコンドームの約70~90%などに比べ、高い(99%以上)と考えられています。

精管に内腔があることを確認する

間違いなく精管が取れていることを示すために、細い金属棒(ブジー)を通して、内腔があることを確認しています。

パイプカットと包茎手術

パイプカットと同時に包茎手術を行いたいと希望される方がいらっしゃいます。その様な方に対しては、パイプカットと包茎手術を同時に行っています。もともと包茎治療をしたかった、奥さんに言われて包茎治療を考えた、子供が大きくなってきてなんとなく示しが付かないなど、いろいろな理由で包茎治療を希望されています。

同時手術による通院回数とダウンタイムの減少

パイプカットと包茎手術を同時に行うことで、通院回数を減少させることが出来ます。また、ダウンタイムが、1回ですみますので、安静期間を短縮させることが出来ます。

パイプカットと包茎の同時手術症例写真

パイプカットと包茎の同時手術

42才 既婚。 パイプカットと包茎の同時手術
症例経過:3人の子供に恵まれ、パイプカットを希望された症例です。また、この機会に、これまで気になっていた包茎を同時に手術したいと御相談いただきました。診察したところ、包皮が長く亀頭は完全に手術はまずパイプカットから行いました、左右の陰嚢の表面を小切開し、精子を送る管を結紮、切断して、精子が精液に流入しないようにしました。切除した精管は、細い金属棒を通して内腔があることを確認しました。その後、余剰包皮を計測して、包茎手術により余剰包皮を切除し亀頭を露出させました。
クリニックより:パイプカットは効果の高い男性避妊手術です。比較的に短時間の手術で済み、安全性も高いことから、パイプカット手術をご依頼されるケースが増加しています。パイプカットと同時に、気になっていた包茎も同時に治療したいというお問い合わせをいただいています。同時に手術することにより、通院回数や、ダウンタイムを軽減させています。