陰茎増大失敗・PMA除去

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陰茎増大失敗

陰茎増大とは、陰茎が小さい場合に行う増大手術です。陰茎の皮下に注入を行い、陰茎を太く大きくします。陰茎が大きくなるために美容面での改善があります。また性機能面での改善が得られることから、陰茎増大を希望される方もいらっしゃいます。しかし、陰茎増大には失敗例が認められることがあります。PMAや自己脂肪、ヒアルロン酸注入により陰茎増大を行ったものの失敗し、再手術や修正手の御相談をいただくことがあります。本ページにおいては、陰茎増大失敗に関して説明し、仙台中央クリニックで行った症例について解説したいと思います。

陰茎注入物質

陰茎増大は、陰茎の皮下に組織充填剤を注入し、陰茎を大きくする手術です。注入する充填剤には、それぞれメリットやデメリットがあります。陰茎増大を行う際には、それらのメリットやデメリットを、十分理解した上で、治療を行う必要があります。

PMA注射

PMAは陰茎増大用に用いられている組織充填剤で、亀頭直下から陰茎の根元に至るまで、陰茎全体に渡り増大を行うことが出来ます。PMAは、長期に吸収されないために、一度注入すると、陰茎増大効果を長期間持続することが可能です。また皮下のコラーゲンを増生させる効果もあります。生体に対するアレルギー反応はなく、使いやすく、人気のある薬剤です。

脂肪注射

自己脂肪を採取して、陰茎増大に用いる場合があります。自己脂肪は、自己組織を用いるという点で安全性が高いというメリットがあります。しかし、自己脂肪の採取には時間がかかり、採取した部位の術後ケアも必要になるというデメリットがあります。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、全身に用いられている組織充填剤です。顔のしわ取りや窪み修正にも用いられます。注入しやすく、希望通りでなければ溶かすことが出来るので、安全性は非常に高いと考えられています。

陰茎増大のメリット

  • 陰茎が大きくなるために美容的な見た目が改善します。
  • 性的な機能がパワーアップします。
  • 陰茎が大きくなることで、自信が得られます。

陰茎増大の失敗やデメリットやリスク、副作用

  • 陰茎がゴツゴツすることがあります。
  • 陰茎が不整形に変形することがあります。
  • 入れた注入物が一部だけ突出して目立つことがあります。

陰茎増大失敗に対する治療

陰茎増大が失敗して、陰茎の形が不自然になった場合は、注入物質を除去する手術が必要になります。除去手術の多くは、難易度が高く、治療に難渋します。そのため治療を引き受けてくれる医師が少ないことに注意する必要があります。

陰茎増大失敗症例写真

陰茎増大失敗PMA除去

43歳、既婚。陰茎増大失敗、陰茎注入物除去
１年前に首都圏の美容外科でPMAによる陰茎増大手術を受けた症例です。陰茎の形が変形したために、そのクリニックを再度受診したところ、6か月は様子を見てほしいと言われ、様子を見ていました。6カ月たっても改善しないため、他のクリニックを受診し、修正手術をしてもらいました。修正手術後、陰茎の変形が少し改善しましたが、希望には程遠い仕上がりのため、インターネットで調べ、仙台中央クリニックに、県外からご来院いただきました。診察したところ、PMAが不均一に、注入されていて、所々で隆起し硬くなっていました。変形を修正するためにはPMAの除去が必要と考えられ、PMAを取り除きました。陰茎をなだらかな形状に形成し、自然な形状に戻りました。
クリニックより：陰茎増大は、陰茎が短小である場合に美容目的で行われています。また性機能の改善のために行われる場合もあります。しかし、陰茎増大が上手くいかず、修正を希望される方から御相談をいただくことがあります。入れた充填剤が固まってゴツゴツする、陰茎の形状が歪になり不自然になった、などの場合には再手術が必要になることがあります。多くの場合で再手術は可能で、自然な形に修正することが可能です。しかし再手術は難易度が高く、修正手術を繰り返すことで手術の難易度がより高くなります。修正手術を行う際には、情報収集をして、再手術を繰り返さないように、きちんと治療することが求められます。