70歳代の包茎手術

包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 70歳代の包茎手術

70歳代の包茎手術

平均寿命の伸びと共に、高齢化社会が進み、高齢者人口の割合が増えています。一人でトイレに行けなくなった時に困る、下の世話をしてもらう時に恥ずかしい、お風呂やトイレで周りに迷惑をかけたくない、衛生面で嫌われたくないなどの理由から、70歳を過ぎてから、包茎手術を受ける方が増加しています。

70歳代の不安

年齢と共に、病気や介護といった将来についての不安を抱え、包茎手術を考えることが多くなります。少子化や核家族から自分の老後のケアを、他人に任せなければいけないケースが増えてきています。

年齢に伴う包茎症状の進行

年齢を重ねると共に、包茎の症状が進行することもあります。陰茎の包皮のタルミが強くなること、お腹にペニスが埋まること、陰茎体が縮んでしまうことなどから、包皮が被り易い状態になります。老後に介護してもらう際、包茎だと何かと不便だし、恥ずかしいと感じる人が多く、先の不安を失くすため、手術を受ける方が多いようです。

介護を見据える70歳代

高齢になれば介護の必要性が高まります。ベッドで寝たきりを余儀なくされるとトイレに行けないため、オムツを着用したり、カテーテルを入れたりすることもあります。また入浴介助の際には、複数のスタッフにお世話になります。包茎は衛生的な問題もありますが、被っていて恥ずかしい、カッコ悪いなど精神的な負担に繋がることもあります。どんな人にも介護の問題はついてきます。加齢とともに病気に掛かる可能性は高くなります。介護を受ける際に、恥ずかしい思いをしないように、元気なうちに包茎手術に踏み切るシニア世代が増えています。

70歳代の陰茎の萎縮

加齢と共に性器の老化が強くなります。性機能が減退して、亀頭や陰茎の萎縮も見られます。陰茎の萎縮により、包皮にも弛みが出てきて、これまで包茎ではなかった方が包茎に移行することもあります。元々包茎だった場合は、包皮の余りが更に多くなり、包茎が重症化することもあります。陰茎の萎縮が進行すると、排尿などに時間を要すことがあり、日常生活に支障をきたす場面も見られます。

70歳代の入院

手術入院や、検査入院などに備えておきたいという思いから、包茎手術のご相談をいただいています。入院時に、ベッドから起き上がれない状態になるので、看護師さんのお世話になるのが、恥ずかしいと考えられるようです。70歳代になると、若いときに比較し、体力や免疫力が低下します。持病の既往歴などによっては包茎手術の難易度が高くなる場合もあります。体力が衰えて手術が負担にならないように、事前に準備を整えておくことをお勧めしています。

70歳代の排尿トラブル

70歳代になると、下腹部に陰茎が埋まる埋没陰茎の状態になることがあります。排尿にあたり、時間がかかり、ズボンや便器を汚してしまうこともあるようです。今まで当たり前にできていたことが出来なくなり、自分の限界を感じ、それが悩みに繋がることもあります。衛生状態も不良になるために、下の世話を受けるときに、介護する人に迷惑をかけたくないということから、包茎手術を受ける方も多く認められます。

70歳代で見た目が気になる

せめて見た目だけでも良くしておきたいという御希望から、70歳代の包茎手術が増えています。退職などにより、第一線を退くと、時間に余裕が出来るために、友人と旅行に出かける機会が増えます。温泉などに入った際に、包茎が気になって仕方がない、コンプレックスを感じたくない、と考えるシニアの方は多くいらっしゃいます。そのことが気がかりで、ゆっくりお風呂に入ることもできない、恥ずかしくて誘いを断っているという状況も多く認められます。包茎は、日常生活に支障をきたすことがなければ治療の必要はありません。包茎が精神的に影響をきたしているようであれば手術をお勧めしています。

70歳代の包茎のリスクやデメリット(稀なものを含む)

  • 若年者と比較して、術後出血の可能性が高くなります。
  • 既往症や合併症によっては、手術後何度か通院していただくことがあります。
  • 現在の内服薬の種類によっては、治療をお引き受けできないことがあります。

70歳代の包茎症例写真

70歳代の包茎手術

75歳、既婚。70歳代の包茎手術
症例経過:入院手術に備えて、包茎手術を希望された症例です。腹部の疾患で近々入院し、手術を受ける予定になったそうですが、手術前検査や手術後の数日間、起き上がれないということを聞き包茎治療を決意されたようです。これまで、日常生活には問題はなかったものの、ずっと包茎に対してコンプレックスを持ち続けていて、今回の入院がきっかけになり、自分の老後のことをじっくり考えるようになり、今後の介護の為にも治療した方がいいと考えたようです。診察したところ、包皮の余りが多く、陰茎が体内に埋没して、老人性に多く見られる包茎でした。どうせ手術するなら、包茎手術と同時に、長茎、亀頭増大を行いたいと希望され、余剰包皮を切除して埋没陰茎を引き出し併せて亀頭を増大しました。衛生面や美容面で改善しました。
症例解説:自分の老後を不安視されている高齢者の方からご相談が増えています。包茎について悩んでいるけれど、包茎手術をすべきか、しなくとも良いのか、また手術するにしても年齢的に手術を受けても大丈夫か、持病があっても包茎手術が受けられるのか、など心配をされています。疾患を患っている高齢の包茎手術は、簡単に手術をお引き受けできないことがあります。持病によっては、手術中や術後のリスクが高くなり、手術の難易度が上がるからです。術前に十分に検討し、症状に応じた適切な処置、術後の管理をすることで、70歳以上の包茎手術が可能となります。70歳代になり、今後の入院や介護のことを考えて、包茎による精神的な苦痛を感じる方が多く、高齢者の包茎手術の需要は、年々高くなっています。入院や、介護が必要となる前に包茎を改善して自分に自信をつけるという意味で、包茎手術は有意義です。70歳代の包茎手術は、術後創部から出血や包皮の腫脹が見られるリスクやデメリットがあります。術前に十分な説明を受けてください。